無角和牛

2022年10月19日

『品種と土地の個性を価値に』

このコンセプトのもと、持続可能な畜産を目指し、阿武町ならではの資源を活用した育て方で、無角和種を育てていくことを進めています。
その視点の重要性については、こちらから。
荻澤さんインタビュー

また、前回の地域資源についての記事はこちらです。
地域の資源 〜福賀の梨編〜

ここでも言及したように、現在の課題は輸入穀物の飼料を使用している点です。

そのため、町内で生産しているもので穀物飼料に代わるものがないか、調査をしてきました。
そこで注目したのは、こちら。

これが何か、わかりますか?
ヒントは、寒くなってきたこの時期に大活躍する、白い食べ物を作った時に出てくるもの。

これは、豆腐を作ったときに出てくるおからです。

無角和種のいる、阿武町の福賀地区にある農事組合法人『うもれ木の郷』では、自分達で生産した大豆を使用した『うもれ木の郷とうふ』を作っています。
『うもれ木の郷とうふ』について詳しくはこちら

地元の人に美味しく食べてもらい、健康でいてほしいという想いが込められた、こだわりたっぷりの豆腐。
その生産段階で出てくるおからは、町内のさまざまな場所で活躍しているそうですが、少量であれば牛にあげる分も出てくるとのこと。
むしろ「地域の宝である無角和種に食べてもらえるなら、嬉しいことです」とおっしゃっていました。

『実家で無角を飼っていた』
という環境で暮らしてきた福賀地区の人々。
お話しを聞いていて、無角和種を誇りに思う気持ちの強さを感じました。

さてこのおから、早速無角に与えてみたところ、好反応でした。

人間が食べても、美味しいおから。
牛にとっても美味しいもののようです。

『品種と土地の個性を価値に』
このコンセプトをもとに、無角和種の未来を考えていきます。

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阿武町役場
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