こんにちは。暖かい日が多くなり活動しやすい時期になりました。
無角和牛がより良い牛となるように、阿武町では様々な取り組みをしています。
今回は、新しく追加された飼料を紹介していきます!
まずは前知識として、無角和牛のお肉の特徴について説明します。
赤身肉なので、サシが入りづらいのが特徴です。黒毛和牛だと、サシとして肉に入り込むはずの脂肪が無角は皮下につきます。
与える飼料のカロリーが高ければ高いほど、脂が皮下に蓄積するため、結果、歩留まりが悪くなります。
今まで多くの専門家やシェフに肉を見ていただいてきた中で、一番多く指摘されてきたのは、与えている飼料のカロリーが高すぎて、脂肪がつきすぎているという部分でした。
これを山口県の畜産試験場に相談したところ、草の給与期間を延ばし、カロリーを抑えた飼料が良いとアドバイスを貰いました。
そこで飼料を見直し、この4月から新しく 「よこづなづくり」 を追加しました!!
従来の飼料の量を減らしカロリーを必要な分だけにしつつ、この「よこづなづくり」を上にまぶしてあげることで、足りなくなったタンパク質を補うことができます。
栄養のバランスを整えることで、余分な脂肪が少なく、今よりもさらに赤身肉の特徴がわかるお肉になることが期待されます。
牛君たちもこの表情。沢山食べてくれそうです。
4月からのスタートになるので、肉質の結果が分かるのは1年以上先になってしまいますが、その間の過程もアップしていくのでお楽しみに。